自殺現場の特殊清掃と自然と融和する滝行

こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。

土曜日は同業他社さんからの依頼で自殺現場の体液除去清掃と粗消臭を行ってきました。

遺品整理はその会社が行うので作業をしやすいようにして欲しいとのことです。

作業内容は自殺現場も孤独死現場もそれほど大差はありませんが、気温が上昇するとともに臭いに関するトラブルも増えてきます。

余談ですが自殺・自死は『事故物件』となり原状回復費や賠償請求をされる可能性が非常に高く親族に迷惑をかけてしまいます。

今年は昨年以上に札幌市を中心にかなりの孤独死や自殺現場の消臭作業を行うのではないかと予想しております。

人が亡くなって数週間~数か月経過すると「腐敗臭」が強く、我々は「死臭」と呼んでいますが一般の方には嗅いだことがないような臭いで体に染みつくような感覚があり、鼻の奥にいつまでも残っているような感覚になります。

誰もが感じる嫌な臭い」ということは人間にとっては”不快”であり”危険”を示すことですからそういった臭いを嗅ぎ続けるのは我々専門業者にとっても”ストレス”なのです。

ですが、それを取り除いてあげることで喜んで頂ける方がいることが励みとなっております。

そんなお仕事を日々頑張っております!

身を清める!!

日曜日は上記2枚の写真でも頑張ってくれているクボっち君を引き連れて札幌市清田区の有明の滝に滝行体験に行きました。

滝に入る前に山を歩いて身体をほぐします。

日頃は緑や空色など綺麗な色ではなく茶色など淀んだ色を見ますし、自然に触れるのはそんなに機会がないですし、天気もよく、気温も適温で気持ちのよい散策時間でした。


心が洗われるようです。

私は滝行自体は今年の2月に経験がありますが(1度目は「滝行の貴重な経験をさせて頂きました」をご覧ください)”大滝”は初めてです。

落差13mあるそうで大変美しい滝です。

初めてのくぼっち君は「心臓がキュっとなった」そうですが無事に終了しました。

私は写真を撮っていて心の準備が出てきていないまま滝に入ってしまったので”気持ちが出来ておらず”、所作も所々忘れてしまい、座る位置も悪く後悔の残る滝行でした。

滝と一体になるというよりは滝の水流に負けて姿勢も悪いですね。

写真で見ると水流がそうでもないかもしれませんがそれなりの勢いがあります。

水を当てる位置が悪いと頭が一か月くらい痛いそうです。


単純に見えることが難しいことがあります。

「ただ滝に入るだけだろう?」

そうではないのです。

だから”滝行”という修業なのでしょう。

冷たいことや痛いことを我慢するだけなら修業ではなく我慢大会です。

気力が満ちていれば冷たさや痛さも感じなくなります・・・。

精神的なことで左右されることが大きいことを知りました。

「消臭もニオイを消すだけだろう?」

簡単?

いえいえ、やればやるほど高みを目指しますので難しさが増すばかりです。

色々と無駄な作業を削ぎ落していくことが大切なことなのでしょうね。

特殊清掃業者の需要が増える社会は哀しい

余談ですが、午前中は滝行が終わって身が清められたのですが、午後から札幌市中央区の孤独死現場のお見積もりに伺わせて頂きましたが・・・お部屋に入ると当然「死臭」をまとうことになりました。

特殊清掃業者冥利に尽きるといいますかね?

求められること自体は嬉しいことではありますが、孤独死現場が増えることは社会的には喜ぶべきことではありません。

孤独死が発生しても早期発見されれば重篤になることはありませんので作業時間は短縮される分、作業代は軽減されます。

連絡を取っていない遠方のご両親は大丈夫ですか?

離れて暮らしている方は、時折連絡をしてあげてください。

今日は作業内容というよりは休日のブログなのでここらへんで終了します。

臭いに関するお困りごとがありましたらお気軽にご連絡下さい。

遺品整理、特殊清掃も自社一貫して行えます。

社名に掲げる信頼される(Reliable)企業を目指す!
リライブル株式会社
0120-669-920

 

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