桜の花~孤独死をされた方にも死の意味があるはず・・・

こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。

GW最終日、皆さん如何お過ごしでしたでしょうか?

今年は雨天が多く外出するには適したGWだったとは言えないかもしれませんが、弊社では連日お休みを取ることが出来ました。
※「それって暇って言うんじゃね?」という突っ込みは不要です(-_-;)

4日は風は強かったですが雨が上がり南幌町のキャンプ場で妻の職場の後輩さんたちとBBQをすることが出来ました。


その前日には今は実家を片付けてしまって故郷というものがありませんが、前に住んでいた美唄市に野暮用があり行ってきました。
【2年前のブログ「遺品整理士、実家を片付ける~の巻」をご覧ください】

お花見の季節だったので”ふるさとの見える丘”からドローンを飛ばして桜を見てきました。


美唄人にしかわからないであろう”東明公園”と”スペースカリオンの塔”です。

余談ですが、奈良時代の日本人の花見と言えば”梅が主流だった”ってご存知でしたか?

平安時代から桜に移行して鎌倉・室町時代には貴族から武士階級にも広がり、豊臣秀吉の時代には「吉野の花見」と「醍醐の花見」というのが盛大に行われたそうです。

庶民に花見が広がったのは江戸時代以降と言われ、現在主流のソメイヨシノは明治時代に広がったそうです。

大東亜戦争の頃には桜は”潔く散る”ということから国家高揚によく使われ「貴様と俺とは同期の桜♪」など軍歌や「桜花」という特攻機などに名前が使われるようになりました・・・。

桜は日本人の精神性を表す花として親しまれてきましたが、平和な時代が続き”潔く散る”ということは無くなったような気がします・・・。

世界中の誰もが経験したことのない超高齢化社会を迎える日本

そんな桜の花を想いながら今朝のヤフーニュースで『改正住宅セーフティーネット法が目標とする17万5000戸を大きく下回る0.4%しか達成せず』という記事を読みました。

この法律は一般の人にはまだ浸透していないと思いますが、弊社も加盟する(一社)家財整理相談窓口も少なからず関連している法案の一つです。【3月12日の弊社ブログでも紹介しました「高齢化社会に向けての準備~改正住宅セーフティネット法」をご覧ください】

住宅を借りたくても借りられない人達(高齢者、障碍者、子育て世帯、低所得者等など)のために居住支援法人(家財整理相談窓口の基幹企業のホームネット㈱が参入)という団体が間に入り、賃貸物件のオーナーや大家さんの橋渡しを行います。

入居の条件としては高齢者の場合は『見守りサービス』『居室で亡くなった場合の原状回復をするための保険』に加入してもらいます。

見守りサービスがあることによって死後の早期発見になればお部屋が重篤な状態にはならないことも多いですし(世間で言われる孤独死は1週間以内ならそれほど現状回復費用は掛からないケースが多いです)全国各地の家財整理相談窓口加盟店が遺品整理、特殊清掃などを得意とした業者が集まっていますので素早い対応が可能となります。

今後、日本国全体の人口が減るので当然、空き家も空き物件も増えてくるので”借りたい人”と”借りて欲しい人”の両方を助ける法律です。

助成金や申請方法などについてもまだ始まったばかりなので理解するのは難しいでしょうし、まだまだ浸透するには時間がかかるでしょうが、将来的には有効な手だと思います。

むしろ、強制的に行政が介入するほうがいいかもしれないとも考えています。
いくら無関心な人とは言えども聞いたことがあると思いますが・・・

今後高齢者がどんどん増え医療費、介護費が増え、働ける人が減る時代に税収は減ります。

更に就職氷河期に正社員に就けずに非正規社員で働いていた世代が今後一気に生活保護受給者になることも予想されていてWで財政を圧迫することになることは薄々気が付いていると思います。

永く生きることが正しいことばかりではなく(異論があることは承知ですが)桜の話の如く、”潔く散る”というのは人類にとっては必要なことかもしれません。

人の死には意味があり、人の生には意味がある

「生きる大事 死ぬ大事」 小林正観著

GW期間中にこの本を読んでいましたが・・・今更言うまでもなく”人は必ず死にます”。

弊社でも孤独死現場を見るたびに「突然本人も気付かないで死んでしまったのでは?」、「予期せず死んでしまったのだろう・・・」と色々予想出来るお部屋を数多く見てきました。

そう目の当たりにするたびに「人の死は予期せぬこともあるからいつ死んでも良いように後悔の無い人生を送りたい」そして「仕事を通じて社会貢献をしたい」と思うものです・・・。

傍から見ると「孤独死なんて悲惨」と思う方が大半だと思いますが、私はそうは決して思いません。

もしかしたら自分の好きな物に囲まれて幸せな状態で亡くなったかもしれませんし、家族に見守られていたとはいえ病院で管に繋がれて生きているのか死んでいるのかわからない状態で死ぬことが幸せとも思えません。

これは終末医療をしている某病院で入院病棟の日常清掃を体験したことがあるので猶更そう思います・・・。

ただ、孤独死で亡くなった方にもその死には意味があるのではないか?と思います。

それを社会に伝えることが弊社の、私共の使命ではないかと考えています。

ブログに「孤独死のことを掲載するなんてプライバシーの侵害だ!」と思う方もいるかもしれません。

そういった人はどうぞ「経験」も「実績」も「志」もあるかどうかわからない他社さんにご依頼ください。

また、掲載を望まないご遺族様もいらっしゃいますので当然強制ではありません。

ただ、亡くなった現場を公開させて頂くことで「どこに依頼すればわからなかったので助かった」という他のご遺族様やオーナー様も実際に数多く居ますし、社会活動として弊社も孤独死を減らす(もう社会構造的に無くすことは出来ない)ことに貢献出来ればと思っております。

セミナー講師の依頼があれば無料で承っておりますのでどうぞお気軽にお問合せ下さい。

下の写真は大京アステージ様からのご依頼で管理人さん170名の前で孤独死についてお話させて頂きました。

ゴールデンウィーク明けには先月から決まっている案件が数件ありますが、まだまだ予約状況に空きがありますのでご連絡下さい。

社名に掲げる信頼される(Reliable)企業を目指す!
リライブル株式会社
0120-669-920

リライブルの遺品整理』という遺品整理サイトもOPENしました。
こちらのブログは弊社の久保田が担当しております。

弊社が同じく運営している『特殊清掃.ASIA』という特殊清掃サイトは全国で見られている人気サイトです。

どちらもお時間があれば訪問して頂けると嬉しく思います。

関連記事