仕事はじめは火災現場のお片づけからです!

かなり遅くなりましたがあけましておめでとうございます。リライブル㈱の鈴木です。

今年も宜しくお願い致します。

昨年からご依頼者T様と何度か事前打合せを行い、今年は1月5日に仕事始めで札幌市南区の分譲マンションの火災現場の片づけの”現地打合せ”を行いました。

今回、貴重な火災現場の作業内容をブログ掲載許可頂き誠にありがとうございます。

今後、こういった火災現場の特殊清掃のご相談は増えてくると思いますのでお困りの際の参考にして頂きたいと思います。

火災発生場所がキッチンでしたが、そのほかの箇所は燃えていません。

ただ煤のニオイがかなり強烈でマンションなのでエレベーターなどの共用部に広がっています。

これらを処理しないと住んでいる方も困ってしまいます。

燃えてしまった物と燃えていないが煤臭いので廃棄する物、これは札幌市環境事業公社さんに現地確認に来てもらい打合せを行います。

例えば、冷蔵庫やエアコンは燃えてしまっているので通常の家電リサイクル法での廃棄は出来ません。
では、どうすれば良いのか?(各地方自治体で処理の仕方が違うと思いますが)

熱でプラスチック部分が溶けています・・・。

一般廃棄物の『焼却』なのか、『埋立』なのかで車輌の手配が変わるのと清掃工場への事前受け入れ連絡が必要か?などの流れがあるので現地で打合せするとその後の行動がスムーズです。

他県では罹災証明書を発行してもらうと廃棄代が通常よりも安くなるところもあるようですが、札幌市の場合は土砂崩れなどの自然災害以外は無いようです。

ですが廃棄代が特別に高くなるということもありません。

廃棄代は高くなりませんが、搬出に伴う作業代は通常の不用品処分よりは割高になります。

これは通常よりも時間がかかるうえ、人体にも悪影響があるからです。

長時間、煤臭い中にいると喉や目などの粘膜に悪影響があります。イガイガイしたり目が痛くなったりします。

ですから、弊社スタッフもリスクを伴います・・・。

最後に札幌市環境事業公社さんから年頭挨拶で”非売品”のパッカー車キーホルダーを貰いました。


こういうの嬉しいですね~。

片付けの後は室内の壁や天井を解体をしてスケルトン工事をするので便利家アイウィルさんと産廃系の打合せを行いました。

管理人さんとも挨拶を交わし養生箇所や廃棄物堆積場所などの打合せを行いました。

大がかりな作業となる予定で不用品撤去、解体、清掃、消臭と2月末までの期間を設けております。

実際の作業開始は1/9からとなりますが、事故がないように細心の注意を払いたいと思います。

一つの業者が信頼を無くす行為は全体に波及する

少し話は変わりますが、成人の日に『はれのひ』なる着物レンタル・着付け業者が前金だけをもらっておいて当日に計画倒産(?)するというニュースを聞きました。

実は私の一番最初の就職先は着物を販売する会社でしたので、この日を楽しみにしていた方達の”想い”が十分にわかります。

そして、その”想い”を裏切られたことの金銭的、精神的ショックは如何ほどか・・・怒りがこみ上げます!

年々着物業界は市場規模が縮小してきています。造り手も高齢化が進み技術伝達、伝統継承が途切れてしまいそうです・・・。時代の流れなので致し方ないとは思いますが大変残念です。

そういった状況下で企業努力を続けている方達にとってもこういうイメージダウンの事件が発生したことは大問題でしょう。

昨年は『てるみくらぶ』とかいうバカな女社長が経営していた旅行会社もそうですが、こういった思い出を大事にするような会社でこういったことがあってはならないと思います。

これらのバカがいるせいで業界全体のイメージが悪くなります。

 

遺品整理業界では『便利屋よっち』(ここは不用品処分業者というべきでしょう)が遺品を不法投棄していたというニュースもありましたが、共通しているのは本来”想い”を大切にするべき業者が不正を行うということです(なぜか社名がひらがなというのも気になりますが)

やはり、『信頼・信用』が商売においては大切だと思います。

起業当初は「人を騙してでもお金を儲けたい」とは思わないのでしょうが、資金繰りに苦しくなりこういった最悪の状況を招いてしまうのは、哀しいことです。

ただ、どう言い訳をしても経営者の日頃の勉強不足だと思うのです。

これがいつも弊社ブログで言っている「論語と算盤」です。

「論語=想い」だけでも会社経営は出来ませんし、「算盤=財務」だけでもご依頼者の支持を得られませんのでこの両輪をバランスよく考えて会社経営をしていかないとダメですね。

「勝てば官軍」、「どんな手を使っても儲かれば良い」という考えでは最終的意は行き詰ります。

また、「創業は易く守成は難し」という言葉も肝に銘じるべきです。

起業は誰にでも出来ますが、成長させ組織を発展させていくのは大変なことです。

遺品整理業界、特殊清掃業界はすぐに芽が出るような業種ではありません。

半年以内で廃業することも珍しくない業種でもあります。

看板は掲げたけど一件も仕事をしないで廃業ということもあります。

弊社も悪評を流すことがないように、高みを目指して精進していかねばならないと新年に改めて思うのでした。

社名に掲げる信頼される(Reliable)企業を目指す!

リライブル株式会社

0120-669-920

 

 

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