遺品整理業に携わる者は心に余裕が無いといけません

こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。

今日は札幌市南区のいつも懇意にして頂いているサ高住様でお亡くなりになった入居者様の遺品整理でした。

お話を聞けば学校の先生をしており享年99才で、100歳の表彰を受ける直前だったそうで・・・でも大往生で幸せな人生だったのではないかと勝手に思っております。

平均寿命50年の時代に比べれば2倍の人生を生きているのですから・・・合掌。

遺品整理士の矜持

今回、ご遺族様もお部屋のチェックをした後だったので「すべて廃棄してください」と言われておりました。

・・・とはいえども、貴重品などが無いか調べるのが遺品整理士です!

9月22日の日経新聞朝刊に1人暮らしの高齢者の孤独死増加に伴い、タンス預金をしていた現金が、1年間で177億円もゴミ捨て場で発見されているという記事もありました。

東京都内だけでも1年間の孤独死した65歳以上の高齢者が3175人もいたそうです。

孤独死現場ではありませんが、ここ最近は現場で現金が出てくることが多くなったような気がします。

ご遺品から貴重品探索をする大切さ

早速、財布の破れている隙間から2千円を発見!

その後、箪笥の中から財布があり、中身には17000円!!

「ちゃんとご遺族は見たのかな?」と思ってしまいます。

最後には押入れにあった財布からは・・・60万円7千円!!!

こりゃビックリです!!

もしこれが普通に不用品処分業者がネコババしていたら・・・・。

全部廃棄と言っていたのでもらっても良いと思ってしまいますが、請求額以上の物は貰わないのが原則です。

業者の中には格安でとりあえず業務を受けて、宝探しのようにして見つかった貴重品は返品せず頂くというのが手です。

どこの企業がしているというのは同業他社間では噂として流れてきます。

格安には格安なりの理由があります。

当然、これは施設の方にお返ししてご遺族に連絡をしてもらっていますのでご安心下さい。

家財搬出後は、いつものようにパッカー車で回収・運搬して廃棄してもらっています。
法令順守でございます。

お金の魔力

例えば今回のように現場から60万円が出ててそれをこっそり持ち帰れば純利で60万円です。

領収書も無い現金収入なので経理計上しないのでしょうが、もし60万円の純利益を出すには経費が半分だとしても売上は120万円クラスの仕事をしないと出せない金額です。

遺品整理で100万円を越える仕事はなかなか頻繁には無いものです。

そう考えると凄い金額です。

ただ、こういったことを経営者が率先するような会社は社員も見ていますので不正が多発するようになります。

社員同士でお金・貴金属を見つけたもの勝ちのような状況になりかねません。

それでは遺品整理士とは言えません!

遺品整理に携わる人は心に余裕が無いといけないと思う

まず、遺品整理に携わるには資格を取る以上に大切なことがあると思います。

人並みに生活出来る給料を与え、福利厚生を拡充させ、心身ともに健康であり、家庭も円満というのが理想だと思います。
そして、仕事に誇りをもち、感謝される仕事をするというプライドをもっている人を育てなくてはいけません。

劣悪な職場環境ではそのようなゆとりある心も生まれてこないと思います。

ですから、作業時間は短く、休日は多く、家族との時間を大切に出来るように仕事調整するのが経営者の務めと考えております。

家庭不和、借金まみれ、体調が悪い・・・そんな人物が「心を込めて遺品整理」なんて出来るわけがありません!

かつては、社員に負担を負わせ会社の内部留保を増やすようなブラック企業が多かったのですが、今後はそういった企業は淘汰されていきます。

何でもかんでも緩くというわけにはいきませんが、企業は誰のためにあるのか?

株主のため、お客様のためなんていうことではなく、社会や人が必要とするサービス提供し、自分や社員の人生を豊かにするためにあると思います。

自分たちがまず幸せでなければ会社を存続させようとも思いませんから、やはり巡り巡って自分だけが良いという考えは結局はダメになるいう風になってしまうものです。

そして、社会貢献をしない企業は永続しないという考えが根底にあります。

悪事をしている企業や人は一時的には良い目をみるかもしれませんが、永い目で見れば信頼や信用を失いますし、品格を失います。
昔話でもガメツイ奴は懲らしめられると子どもの頃に習ったのに、大人になると守れなくなるようです・・・。

他社よりも良いサービスを提供し、自社しか出来ない技術を磨くことで価格競争に巻き込まれないように日々精進しております。

遺品整理業の相場のお話

遺品整理では廃棄代と作業代(人件費)など必要経費があるのである程度の目安はあるのですが、必ずしも同じ現場がありませんので同じ金額というのはありません。

弊社では「格安」とか「最安」とかは売りにしていません。

そして高いとも言いません。

金額が高いか安いかはご依頼者様が決めてください。

「ただ廃棄するんなら安い方がいいだろ?」

・・・と思う方はどうぞ格安をうたう業者にご依頼下さい。

「そういったところはどうも怪しい」

「信頼と安心で選びたい」という方はまずはご相談下さい。

そして、ご提示する金額が想定内だったら弊社にご依頼ください。

見積を依頼したからといって必ずしもご依頼頂かなくても結構です。

まずはご相談は無料ですのでお気軽にご連絡下さい。

社名に掲げる信頼される(Reliable)企業を目指す!
リライブル株式会社
0120-669-920

関連記事