こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
今日は札幌市西区での家財整理2日目でした。
実は今年の1月に車庫の片づけのご依頼を頂いたリピーター様で、作業後に「母屋の片付けもしなくてはならない」という話を伺っていました。
ご自身で、週末毎に片づけてみたのですが、体力・精神的にも疲れてきたので最終仕上げを当社へご依頼となりました。
札幌市の黄色いごみ袋で捨てられるような物はご自身でかなり整理されたのですが、大型家具などは女性だけでは難しいですし、「これってどうやって捨てるの?」というようなものも沢山ありますからそれを考えたり調べるだけでも結構大変です。
食器棚、ソファー、箪笥、鏡台、椅子などの木製製品
布団、洋服、ハンガーなどの押し入れの物
食器、鍋、調味料、自家製の漬物などの台所関係
アルバム、絵画、大工道具など・・・。
意外に実家の片づけは物量があるものです。
昨日にリユース、リサイクル可能品の仕分け、梱包作業、海外輸出可能な家具を業者へ引き渡し等を行い、今日は搬出作業、そして一般廃棄物収集運搬事業許可業者(一廃)さんに回収してもらいました。
遺品整理は色々な業者さんと連携して作業を進めていきます。
・家庭から排出される廃棄品に関しては各地方自治体の一廃許可業者さんと
・鉄や紙、小型家電、古布などは再生資源としてリユース業者さんと
・本、CD、最新家電など再販が可能な物は買取してリサイクルショップさんと
・国内販売は難しいがしっかりした家具は海外輸出業者さんと
・内装、リフォームが必要な場合は信頼できるリフォーム業者さんと
・解体も必要な場合は実績多数な解体業者さんと
自社で全てを賄えなくてもしっかりと横の連携が出来れば廃棄料金を安くすることが可能です。
ただ廃棄するだけだとご依頼者のご負担が増えるばかりです。
廃棄品搬出後は今後住む予定もあるので廃棄をしない家具の移動を行い、お部屋の掃除機かけを行います。
家具を除けたあとは埃がけっこう潜んでいますから、そのまま引き渡すことは出来ません。
意外とこういった基本的な事ができてない遺品整理業者さんも多いようです。
自分が逆の立場だとがっかりしますからね。
最後はご依頼者であるY様にも廃棄の様子と各部屋の状態を確認して頂き引き渡し完了となります。
思い出の箪笥の前で一緒に写真撮影をして頂きました。
私の顔がこわいですが、Y様素敵な笑顔を頂きありがとうございました。
遺品整理業とは不思議な商売です
このお仕事はきちんとした作業をすれば「お金を頂いた上、感謝される」不思議な仕事です。
世間の常識で言うと、ご依頼者がお金を払った場合、何か対価として物が手に入ることが普通ですよね?
洋服を買いにいって5000円を払えば、手元にはその買った洋服が手に入りますよね?
我々の仕事は、ご依頼主の所有物を廃棄して、何も手元に残らないのに感謝されるのです。
でも、よく考えたら不思議なことだと思いませんか?
しかも、数十万円単位のお話しです。
「お金を払っただからやってもらって当たり前」と思われるような仕事ではないのです。
何を言いたいかと言いますと、我々の業界は「サービス業」なのです。
この意識が低い業者があまりにも多く、「不用品回収業」の延長と考えているとそういう「感謝の言葉」はいただけないでしょう。
一応、遺品整理業はしているけど、「そんな感謝されることなんてないわ~」という業者の方はいませんか?
では、どうすれば感謝されるような仕事ができるのか?
ここに文面で例を書くことは簡単ですが、もし自社も「もっと向上したい」と思うようであれば是非直接ご相談ご連絡下さい。
一緒に現場作業をすることでわかることがあるかもしれません。
ちなみに今回は当社も加盟させて頂いている(一社)家財整理相談窓口と関連の深い『NPO団体あんしんネットワーク』札幌支部長も遺品整理現を学びたいと2名で現場見学に訪れました。
以前ブログでもご紹介した『便利屋アイウィル』さんも引き続き現場研修を行っています。
「感謝される仕事をしたい」という業者が増えることを目指して業界健全化に尽力していきたいと思います。
リライブル株式会社
当社運営サイト:特殊清掃.ASIA / 便利屋-SAPPORO
0120-669-920
先日は大変お世話になりました。
日にちが経つにつれ、気持ちが落ち着いて、割り切る気持ちになれました。
私事になりますが、本当に疲れきっていました。
洋服は同じくらいあったので、最初は生協の宅配のシステムで。カンボジアなどに、服としての他布としても送るというので出したり、リサイクルショップへ。
二階の納戸には、靴、鞄、使っていないセットの食器、家電、趣味の木彫りの鏡をはじめとする大型作品の数々、ありとあらゆるものがギッシリ。
けれど、別居の四人の子供たちに聞いても、必要のないものばかり。
市のゴミ袋に、ワレモノの表示をつけるだけでも時間がかかりました。
そして重い。
本は古書店や、ブックオフさんに出張買取できると単純に考えていました。
けれども、電話確認してみたり、自分が売却するときのことを考えると踏みきれなくて。
普図書館に電話してみると、持ち込みさえすれば分類して各所に振り分けるとのこと。
私が利用している近くの地区センターの本は、古くて種類も少なく、結局新しいものは買うことになり、いつも残念に思っていました。
近年母が買ったものには比較的新しい単行本もあつったので需要に合うかもと思いました。
古い歴史小説も全て受け入れてくれました。
寄贈という形になってしまいますが、300冊以上の本が、借りて読む方々に喜んでもらえるのも本を生かすことになると考えました。
けれど、私でも腰が痛くなったので、遺品.生前整理というよりは、運び込むという便利屋さんの範ち疇になるのでしょうね。
このような方法もあるということで、お伝えさせて頂きました。
そんなこんなで半年間、頭の中は物の整理の事いっぱいでした。
やがて、モノよりも、85年間の両親の想い出や、私への思いを目の当たりにするようになってきました。
今日はやるぞと、お弁当持ちで始めても、2時間と作業が続かないのです。捨て続けることに
限界が見えてきました。
1月の車庫整理でご縁ができた鈴木さんが思い浮かびました。
迅速に来て、整然と説明して下さり、こちらの意を汲み取ろうと話を聞いてくれました。
孤独死や特殊清掃に研鑽を重ねた上での仕事に対する意識の高さを感じました。
他の業者さんも調べましたが、半年経って更に経験を積んで邁進している鈴木さんにお願いしようと思いました。
夫は私立高校の教員ですが、部活があり、朝6:00〜20:00過ぎまで不在・ここ数ヶ月土日も休みがありません。嫁にいき、孫ができた娘の力になってやることも、たまに帰省する別居のこどもたちにも何かしてあげる気持ちになれなくなって、家庭内の雰囲気まで崩すような心理状態になっていました。
頼める人がいないのに、親戚たちからの色々な忠告に悩みが増します。
もう、お願いするしかないと、思い切ってお電話した次第です。
思った通り、スタッフさんたちも誠意ある態度で、安心しました。1日目に来てくれた大きな方も、社長さんが電話中の時とても優しく「どうかしましたか?」とグズグズ悩んでいる私に声を掛けてくださり嬉しかったです。
鍵を預けた日、孫が急遽入院してかけつけたのですが、もう全てお任せしようと安心していました。けれど、搬出される時は見送るのがせめてもの務めだと思いました。
悲劇の主人公になるつもりはなかったのに、自然と涙が溢れてしまいました。
兄弟がいないと、寂しいですが、自分の思い通りに進められて良かったのでしょう。
できれば現状を生かして住みたいのですがが、お風呂をはじめ網戸や窓の開け閉めの不具合、床の汚れなど気になることもあります。又、業者さんの紹介含めご相談することがあるかもしれませんのでその節はよろしくお願いします。
最後に、以前お話しした私が読んだ清掃の本ですが
高江州敦氏 著
事件現場清掃人が行く
幻冬社アウトロー文庫
でした。検索したらわかったので。
長文になり申し訳ありません。
このたびは、ほんとうにありがとうございました。
このたびはご依頼、そしてコメントありがとうございます。
当社、当スタッフも遺品整理を通じて学ぶことがたくさんあります。
ご精算時、山ノ内様の涙に同行していたスタッフもちょっともらい泣きしそうになったと言っていました。
ご依頼者様からこういったお言葉を頂けると遺品整理士冥利に尽きます。
まだまだ至らない点はありますが、精進して参りますので今後とも宜しくお願い致します。
※【事件現場清掃人が行く】まだ読んでいないと思うので取り寄せてみます。ありがとうございました!